買い物レビュー

【売れ筋ウェブカメラにあえて反抗】ELP社のウェブカメラを購入

今まで使ってきた ウェブカメラ が、もう10年くらい前ので古くなりすぎたので
買い換えの決断をしました

どうせなら冒険してみる

 まずは売れ筋の説明から

最近はyoutubeとかスカイプ等で、上質なWeb画質を求める傾向が強くなりましたが
その路線で絞り込むなら

ロジクール ウェブカメラ C920n

または
Logicool ロジクール C922 プロ ストリーミング ウェブカム C922

と、この辺りですね

 
C922は、1080pで30fps または 720pで60fps で配信できるところから
youtubeライブやニコニコ生放送の放送主に人気があります
※ 但し、現実的には そのカタログスペック出ていないという報告もあります
 

youtube動画なら、

動画対応の一眼レフやハンディカムを使って4K動画をアップすることが流行ってますが、基本的にハンディカムを使ってライブ放送(ストリーミング配信)をすることはできません。どうしてもしたいならHDMIキャプチャカードというのを別途取り付けて、調整すればできますが、これだけで16,000円以上(参考価格52,369円)で、それだけでロジクールのウェブカメラが買えてしまいます。その上さらにまともな4Kハンディカムなら10万円以上かけて‥というのは、(保存目的の)動画アップロードならまだしも、(その場限りの)ライブストリーミング放送でそこまでかけるのは現実的ではありません。

 

 

ちなみに、ヒカキンさんの動画アップ用一眼レフは30万円以上です。

 
そもそもライブストリーミングサービス側で4K放送に対応できてる状態ではありません
(4Kライブが普通になる時代まで、たとえ今は2Kでしかできなくても 周りの人と比べて現状の最高画質で配信したいという目的なら意味がありますが)
 
そういう細かいことを考慮すると、上記2機種が現実的な選択になります
 
あるいは、割り切って 中国製で安く上げるという手もあります。
youtubeライブならともかく、ニコ生で良いなら、サービス側で画質が悪いですし配信というものを長く続けられるかどうかわからない、試しでやってみたい。という目的なら中国製WebCamを買ってみるというのもアリです。
もっともその場合は、最初はお手軽ですが故障に苦労したり配信中の画質やピント調整にイライラさせられたりする可能性は覚悟する必要もあります。

 そこまでわかっておきながら、あえて冒険する

上記2機種のウェブカメラが完成され過ぎていて、

買って装着すれば 何も考えずに自宅PCからのライブ配信ができます。
スカイプにも使えます。
が、
逆に言えば、買ってしまえば何もすることがありません。
「ウェブカメラの件」が、私の中で完結してしまいます。
・・・それじゃ、面白くないですよね?
 

そこで 中国のAliExpressまで調べて、こういうのを見つけてきました

www.aliexpress.com

スペック的にはこうなります
Model ELP-USBFHD08S-MFV
Sensor OV4689
Lens Size 1/3 inch
Pixel Size 2.0µm X 2.0µm
image area 5440 µm x 3072 µm
Max. Resolution 1920(H)X1080(V)
Compression format MJPEG / YUV2(YUYV)
Resolution & frame 1920X1080 MJPEG@ 60fps
1280X720 MJPEG@ 120fps
640X360MJPEG@ 260fps
 
 
1920X1080(フルHD)で 60fps出せる(注1)のは素晴らしいじゃないですか
センサーも悪くありません
何より このタイプならウェブカメラなのにレンズ交換ができます。Amazonで上記のロジクールから安い中華WebCamまで見てみてください。ウェブカメラでレンズ交換ができるものはありません。これは非常に面白いオモチャになりますよね?私の冒険心がうずいて止められません

注1
普通 人間が認識できるヌルヌル動く感の限界は60fpsだと言います
それ以上の早さでフィルムを回しても人の目はそのコマ割りの細かさを認識できないのです。
あえてそれ以上で撮る価値があるとすれば、高fpsで撮影しておき、あとでスローモーション映像に編集し直す時に、高fpsな映像ならスローでもカクカクしないという利点があります。そのために(特別に)120fpsで撮影しておこうかということくらいです
30fpsだと急にカクカクになるかと言えばそうではないんですが、60fpsあれば理論上、速く動いても まず人の目でカクついてるとは思えないコマ数になるということです

そして購入

ELP High Speed MJPEG 1080P 60fps

ウェブカメラを購入その1

上に付いてる青色のは気泡管(水平を見る物)です

ウェブカメラに気泡管(水平儀)は便利な合わせ技

私の撮影目的は「スカイプで自分自身を撮る」のと「寝ているネコを撮る」ことなのですが、「寝ているネコ」は毎回寝る位置がズレます。また撮ってる最中にも 微妙に位置が変わります。寝る位置が変わればアームにつけたカメラごと位置調整をしなければならないのですが、その際水平を取るのに、振り返ってPCモニターを見ながら調整するより気泡管で大まかな水平を取って調整する方が断然楽なのです。安い物ですので状況によってはウェブカメラに気泡管を乗せるという小技、お勧めします

 用途を考慮すれば、ピント調整は手動の方が良い場合がある

また、ピントは手動調整です。
今どきのウェブカメラは自動ピント調節機能付きが当たり前ですがよく考えてみれば私の場合、スカイプ通話で私自身が動くことはありませんし、寝ているネコは動きません。目が覚めれば動きますが その段階になるとピントでどうかなる程度の移動ではありません。また、ライブ放送を見ていればたまにあると思いますが、ピントが勝手に動いて放送主が慌てている画面があると思います。動画でも「商品の後ろに手を添えて」見せている動画が多いと思います。あれは自分が狙う物になかなかピントが合わないばかりか、合っても勝手に別な物に合わせようとしてしまう(商品説明をしたいのに自分の顔にピントを合わせようとする)からなのです。
自動ピント調節機能は便利ではありますが、状況によっては逆に不便な面があります
私の使用用途を考えた場合、不要であると判断しました。
 
まぁ言うまでもなく、「自動ピント調節機能付き」カメラならオフにすれば良いだけでその機能を付けるか付けないかで値段が上がるのなら、私の場合はなくて問題ないので手動調整限定のコストカットなカメラにしたということです。

裏面の三脚穴が便利

普通のウェブカメラには、PCモニターに引っかけるような足が付いていますがこれにはありません。代わりに三脚穴が付いています

ウェブカメラを購入その2
「足が付いてないが?」「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
とまでは言いませんが、三脚穴があれば「足がある」以上の代用がききます
 
まず、文字通りカメラの三脚がそのまま使えます。また最近ではコンパクトカメラ用の小さな三脚がたくさん出ていますが、そういうチョイ置きの三脚も使えますし、柱に巻き付けるタイプの三脚も使えます。変わり種では可動式モニターアームのような構造のアーム式の三脚(?)も使えます。さらに「GoProはアタッチメントが多い」と言いますが、そのアタッチメントに「三脚穴と接続するアタッチメント」もあります。つまりそれを使えばGoProのアタッチメント全種を利用できるのです
もちろん、PCモニターに乗せるだけでそれ以上の使い方はしない人には、そのままポン置きできる足付きの方が何も考えず良いのですが 、私とかシャア少佐のように変わったことをする人には、むしろ足なんかなくて三脚穴だけの方が断然便利なのです(重量も軽くなるし)
 
 
ちなみにロジクール製品の中には、足が付いていて三脚穴も付いている製品もあります
上記2機種もそうです。普通に使うならそれが一番ですね

PCでウェブカメラを使うには、キャプチャーソフトが必要

ウェブカメラを買ったら、まず物理的にそれをPCに刺して、ドライバーを入れ、それから「そのカメラをどう動かすか、どうセッティングするか」を決めたり操作したりするソフト(アプリ)をPCに入れる必要があります。
ロジクール製品他、一般的な市販ウェブカメラには 専用のそれが入ったCDが同梱されており、何も考えずに入れれば良いだけなのですが、ELP社のカメラにはそれがありません。
説明には「Blue irisや ContaCam、Yawcam、iSpy、Motion Eye OSなど 何でも使えますよぉ」と言ってますが、言い換えれば「それらを自分で探して、勝手に選んで、インストールしてね。その点は知らん」という意味です(笑)
いちおう「わからなければ連絡してください。私共のフリーソフトを差し上げます」とは言っていますが。そこで私は ContaCamを入れました。有料・無料のソフトがありますがこれは無料で、その割に安定性も良く、使い勝手も良い気がしたからです。もちろん好みの問題になりますので自分に合った物を選ぶのが一番です。有料のもありますが、最初は無料というパターンが多いので実際に使ってみてから決めてください。ContaCam の操作説明は、時間がある時に改めてしたいと思います

偉そうに講釈たれたわりに 運用失敗

結論から言うと、(用途上)失敗しました
上記に書いたことが嘘だったとか、カメラが壊れていたとかではありません
なにが起きたのかと言うと、室内の低照度の場面でノイズがバリバリ出ました
ウェブカメラを購入その3
モニターによっては普通に見えるかもしれませんが、緑赤のノイズが走っています
特に毛布のような細かい凸凹がある単調模様に弱いようです。写真では静止してますから色味が雑なだけで、そこまで不快ではありませんが 動画で動くと変な色のノイズがチラチラ動き、すごく気になります。ここまでくると「内蔵センサーの性能か、カメラ本体が壊れてるのでは?」と思えますが
条件が合えば、室内の近接でも
ウェブカメラを購入その4
めっちゃ綺麗に写ります
特に 野外の昼間の映像は 凄く綺麗でヌルヌル動きます

 もともと野外使用の監視カメラ用

ここで今更ですが、これは 監視カメラ用として売られていたのです。玄関先に付けて、駐車場の状態をPCで監視するとか、そういう用途ですね。そういう用途では、とても優秀でした。
 
が、私のように(光量が少ない)部屋で何かを映す場合、しかも背景が毛布だと全然ダメ。原因を詳しく説明すると長くなりすぎるので省略しますが、少しググると「高解像度であればあるほど良く映るというわけではない」「高解像度ほど逆にノイズが出る場合がある」というのが出てきます。その条件にバッチリ当てはまってしまったようです。キャプチャーソフトで何時間も調整したり、キャプチャーソフトそのものを変えてみたりしましたが、ダメでした。表面的なスペックしか見なかった、スペック厨の末路・・ですね (ノД`)・゜
 
 
今さら監視カメラとして使うにしても、PCの場所から長い長いケーブルを出してまで外を監視する必要性もないですし・・・どうしましょう?
 
壊れてる訳ではないので返品も もうできないし。。。
とりあえず、いろいろ弄って調整という遊びを続けることにします
私のような状態に必ずなるとは言えませんが(光量が充分にある部屋なら大丈夫かも)
やはり、普通に有名なWebCamを買うことをお勧めします

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