作業ペースが非常に遅いですが
ようやく スライドの研磨 が終わりました。
私流研磨の仕方
研磨作業のやり方は、人それぞれですが
私の場合、コンパウンド等は一切使わず、ひたすら紙やすりです。
紙やすりと言っても、こういうフィルムですね
これの#4000,#6000,#8000を使います
#10000までやりたい気もあるんですがブルーイング前作業でそこまで意味あるのかな?という気持ちと、ヤスリ代のもったいなさから#8000で終わります。これに当て木を当てて、ドライとウェットと状況に応じて使い分けてつかってます。
コンパウンドは使わない
コンパウンド等は試したことはあるんですが、どうも上手くいかず、イメージ的にプラの部分だけが削れて残ってしまう変な仕上がりになるような気がして、あと、薬品がプラにも(粒状の)金属粉にも 良くない気がしてほとんど使いません。
結論的に残ったやり方が、素直に物理的に研磨していく。というやり方でした。
そして、この作業と並行して、スプーン状のツールで、表面を潰していくということもします。
研磨しては潰して、さらに 研磨しては潰して、そんな単調な作業を繰り返して・・・
だから、作業前はこのように凸凹の表面で、刻印の周りも盛り上がっていたのですが
結果として 凸凹をツルツルにしたため、刻印ヨコの山もなくなりました。
反射で見る研磨具合
ここまでの写真では凸凹をなくしたピカピカ具合がわかりにくいので
上に薬莢をのせてみると
その結果 これくらい反射するようになりました。
削り方を かなり攻めたので、刻印がヤバいんですが
一番薄かった馬のマークも なんとか生きてます。
まぁ、ブルーイングをする前段階としては これくらいの研磨でいいかな。
その後 ブルーイングで一旦またザラついて、そこから またさらに磨き上げていく・・・
というのが、本来の工程なんですが、
ブルーイングせずにこのまま終わるという手もある
以前に書いたように どうもこのコマンダーという銃に対してはガンブルーにさせるよりも いぶし銀の姿の方が似合ってる。というか、個人的にその方が好みなので もうここで止めてしまうか、それともやはりブルーイング処理までするか、どう進めるか、まだ悩んでます使用目的としても 観賞用でなく、発火用ですし。
全体的な完成色以外にも、もう一点、これはあえて反射しない角度で撮ったんですが
この銃は磨いたスライド面のシルバー色が均一でないんですね。
つまり、HW樹脂にムラがあり、これが良い意味で気に入ってしまったのです。写真ではわかりにくいですが、実物を見ると良い味が出たんです。それに、ちょうど刻印辺りがシルバーで、刻印そのものが黒色でパッと見で 刻印がわかる色合いになっています。
言い換えれば、これをブルーイングしてしまうと、黒であろうがブルーであろうが刻印と地肌が同色になり 印字がハッキリとは見えなくなってしまいます。これを壊してしまうのも、なんだかなーって思ってしまいます。
作業自体が遅い上に、どう進行するかも悩みながらで、なかなか前に進みません。。。ね。。