年末大掃除の時に見つけたこの怪しげな箱
物々しいことが書いてありますが
モデルガンの7mmキャップ火薬なのです
いきなり前回の話を覆すようですが
ここしばらく銃関係の興味も薄れ、
このダンボール買いした大量のキャップ火薬の存在をすっかり忘れていたのです。
そして、これまた前回の話を覆すようなことを言いますか
この火薬を消費すべく、(発火重視で)ABS製の銃を購入することに決めました
ヤフオクにて、
Colt M1911A1 Combat Commander (マルシン社製)
通称 コルト ガバメント コマンダー
いきなり前回の話を覆すようですが
ここしばらく銃関係の興味も薄れ、
このダンボール買いした大量のキャップ火薬の存在をすっかり忘れていたのです。
そして、これまた前回の話を覆すようなことを言いますか
この火薬を消費すべく、(発火重視で)ABS製の銃を購入することに決めました
ヤフオクにて、
Colt M1911A1 Combat Commander (マルシン社製)
通称 コルト ガバメント コマンダー
どうせ発火させるので 中古でOK
ガバメントという銃そのものの諸元は、他のブロガーさんが長文で書いてくれているので省略
マニアの中では「ガバメントで始まり、ガバメントで終わる」と言われるほど超有名な銃です。
コルト ガバメントの実銃は100年ほど前に作られた古い銃ですが、いかにもピストルという形から趣味の分野でも、まずこの銃を購入し 大型拳銃に手を出しリボルバーに手を出し、色々浮気しながら、結局この銃に戻ってくる。という意味でそう言われています。
握りやすく安心感がある銃
実際に握りやすく、扱いやすく、構造も簡単で手入れもしやすいという特徴があり、実銃でも様々な派生型があり、今だに人気の銃です。現代においては装弾数が少ないという欠点はありますが、米国伝統の45口径の大型の弾という安心感(マンストッピングパワーが強い)も今だ使い続けられる要因に思えます
当然日本の玩具市場においても 今だに人気で、様々な種類のものが数多く販売されています。このコルト ガバメント・コンバット コマンダーは通常のガバメントの銃身を短くした物です
またちょっとマニアックな長話になりますが
ガバメントは元々M1911という形でアメリカ軍の正式採用拳銃となり、それが改良されてM1911A1。戦後 日本の自衛隊でも長く使われていた軍用拳銃でありそれを指揮官(コマンダー)用に長さを短くしたモデルということなのです。
銃身を短くした理由
銃身を短くすれば命中率も落ちますが、指揮官は偉いので最前線で当てまくる必要性もなく、面前に出て来た敵だけを撃てばよく、そして銃が大きいと重いじゃないですかぁw
お飾りという訳ではないんですが、通常は指揮をする部屋にいる立場ですから護身用になればよく、いつも携帯して感じる重さの方が嫌だという訳です
、
この考えから、戦後 護身用の拳銃として人気が出ます
我が家に置いておく拳銃として、戦時中の使い慣れた銃がいい。でも それは大きすぎ、重いのもヤダ、使用距離は長くても部屋から庭先くらいまでだから小型で良い、という人向けです。この後 デトニクスというさらに小型化された物も出て来ますがそれはそれで人気が出ますが、アメリカ人にしたら小さすぎて握りにくいという人もいます。そして銃身長以外、大量に出回ってるM1911A1と同じですから部品交換がしやすい。たとえばグリップを買い換えたいと思えば、同型だから流用できるわけです。
家庭用に小さく軽いのがいいんなら今主流の9mm拳銃を買えばいいんじゃない?となるんですが、
そこはアメリカの頑固爺さん。暴漢を1発で止めたいんです。実際 不意に現れた強盗に 2発も3発も命中させることは難しいです 映画みたいに1発で死にません 殺されると思った強盗は自分も死ぬ気で反撃を始めることになります。1発でも当たれば相手を動けなくできる、だから45口径がいい。という考えです。また今どきの拳銃は1マガジンで20発前後装填できますが、実際は州の規制で1マガジン6発か8発までとかになっていることが多いのです だったら、大きな弾で7発だけの安くて使いやすい銃でいいじゃん。となるのです
まぁ、今どきの人は今どきの銃を買うのが一般的ですが
そういう理屈で この古い銃も今だに人気があるということです
HWさて、そんな感じの発火目的のモデルガンを買ったわけですが
前回書いたように、今は発火目的で買う人が少なく
となると観賞用のHW樹脂が人気で、対するABS樹脂製はあまり人気がありません
なので素材の事に関して何も書いていない出品は まずABS樹脂だろう
(質問されるまでは 不利なことは言いたくない?)という狙いで
程度がよさげながらも 競争が少なく、安く落ちそうな物を狙いました
そんな感じで落札したんですが
HW樹脂でした
出品者がモデルガンに詳しくなく、ただ書かなかっただけみたいなんですね
発火には向かないHW樹脂モデルだが
発火目的としては微妙なんですが・・ 価値としては嬉しい誤算。
作動もほぼ問題なく、大きなキズもなく、未発火のHW樹脂の銃を
かなりお安くゲットできました
新しい銃を手に入れると必ずするんですが
全部分解して、擦り合わせをし、グリスを指し直します
そして発火させてみると、全弾ジャムなし (引っかかることなく全弾撃てた)
出品者さま、ありがとう
長年 未発火で大切にされて、発火させると作動するかどうか
やってみたい気持ちをずっと我慢されてたんでしょうが、あなたの銃は立派に問題なく
発砲可能な銃でしたよ
実際 ここまで綺麗に動くモデルガンも珍しいです
youtubeを見てもらえればわかりますが、玩具ですから3,4発に1回は引っかかるっての
が多いんです。ジャム率は今後の火薬カス掃除で変わってくるものですが、初手でこれだけ上手くいく銃は とても良い銃です (しかもマルシン製ですよ(笑))
なので発火モデルにする、ブルーイングもする
こんなラッキーな銃は 100%発火用にすべきなんですが
そこは HW樹脂
やっぱりブルーイングしたくなります
というわけで、これから 発火用にも関わらずブルーイングしていきます
わかる人にはわかると思いますが
せっかくブルーイングしても美しくしても、発火するとボロボロになります
火薬カスが広範囲に赤サビを発生させるんですね
でもいいんです
【 発火させつつも、手入れをし、ブルーイングし続ける 】この路線で行きます
そういう仕上げ方のブルーイングをしていきます
こういうのは珍しいんですが
実銃だって 常に火薬カスと戦い、常に手入れが必要。 そう考えれば
こういう楽しみ方もあっていいじゃないですか ^^
続き
コルト ガバメント コマンダー ②(様子見ブルーイング)